ハァ…今年も旅行なしかぁ。インスタを開けば友達はハワイだの韓国だの楽しそうで、正直羨ましすぎて直視できません…。
おやおや、随分とため息が深いね。旅行に行きたいなら、行けばいいじゃないか。
先生、簡単に言わないでくださいよ!先立つものが無いんです!「マイルでタダ旅行」なんて特集も見ますけど、あんなの出張族のおじさんか、クレカで何百万も買い物できる富豪だけの世界でしょ?私みたいな月収の低いズボラ人間には、逆立ちしたって無理ゲーですよ。
ふふふ、かつての私も全く同じことを思っていたよ。「マイルなんて貯まらない」ってね。でも断言しよう。その考えは完全に間違いだし、今の君は目の前に落ちている航空券をスルーしている状態だ。
えっ…?間違い?でも私、飛行機なんて年に1回も乗らないし、家計簿すらつけられない超ズボラですよ?
それこそが誤解の元凶!実はね、飛行機に乗らなくても、高額な買い物をしなくても、マイルは貯められるんだ。むしろ、細かい管理が苦手な「ズボラさん」ほど、ある仕組みさえ作ってしまえば勝手に貯まっていくものなんだよ。
な、なんですって…!?飛行機に乗らずに勝手に貯まる…?そんな怪しい話、信じられません!でも…もし本当なら、過去の諦めていた自分を殴ってやりたいです!
その意気だ。じゃあ今回は、「マイルなんて貯まらない」と信じていた私が、年1回タダで旅行できるようになった『陸マイラーの仕組み』を包み隠さず教えよう。これを読めば、来年の今頃は君もビーチでカクテルを飲んでいるはずだよ!
「マイルは貯まらない」は嘘?ズボラな私が変わったきっかけ
正直に告白します。数年前までの私は、「マイルを貯めてタダで旅行なんて、一部のお金持ちか出張族だけの特権」だと本気で思い込んでいました。雑誌やネットで「マイル旅」の特集を見かけても、「ふーん、すごいね。でも私には関係ない世界」とページを閉じていたのです。なぜなら、私は極度のズボラで、細かい管理が大の苦手。その上、仕事で飛行機に乗る機会など皆無に等しい、ごく普通の会社員だったからです。
かつての私が抱いていた「マイルは貯まらない」という確信に近い諦めは、苦い挫折経験から来ていました。社会人になりたての頃、「これからはマイルの時代だ!」と意気込んで、航空会社系のクレジットカードを作ったことがあります。しかし、現実は甘くありませんでした。日々のコンビニでの買い物や携帯代をカード決済しても、貯まるのは毎月数百マイル程度。特典航空券に交換できる数万マイルに到達する前に、有効期限切れでポイントが失効してしまうのがオチでした。
「100円で1マイル貯まるとしても、ハワイに行くための40,000マイルを貯めるには400万円も決済しなきゃいけないの?無理に決まってるじゃん!」
そう思って、マイルを貯めることを完全に放棄していたのです。私にとってマイルは、「努力の割に報われない、コスパの悪いポイント制度」でしかありませんでした。もしあなたが今、当時の私と同じように考えているなら、声を大にして言いたい。「その常識は、今すぐ捨ててください」と。かつての自分を殴りたくなるほど、私は大きな勘違いをしていたのです。
転機は突然訪れました。久しぶりに会った友人が、SNSで毎年豪華な家族旅行の写真をアップしているのを見て、「すごく稼いでるんだな」と羨ましく思った時のことです。何気なく「いつもいいホテルに泊まっててすごいね」と聞くと、友人はあっけらかんとこう言いました。「ううん、全部マイルとポイントだから、持ち出しはほとんどゼロだよ」と。
頭の中が「?」で埋め尽くされました。彼女も私と同じような事務職で、頻繁に海外出張があるわけではありません。「飛行機に乗らずにどうやって?」と食い下がると、彼女はニヤリと笑って「陸マイラー(りくまいらー)」という存在を教えてくれました。それは、飛行機に乗って空を飛ぶのではなく、陸(おか)での生活、つまり日常生活の仕組みを少し変えるだけで爆発的にマイルを貯める手法だったのです。
半信半疑で彼女に教わった方法を調べてみると、目からウロコが落ちる思いでした。私が失敗していた最大の理由は、「単にクレジットカードで決済するだけ」で貯めようとしていたことにありました。実は、マイルを大量に貯めている人たちは、決済額の多さで勝負しているわけではなかったのです。彼らは、ポイントサイトを活用した「二重取り・三重取り」や、入会キャンペーンの賢い利用など、知っている人だけが得をする「ルート」を使っていました。
さらに衝撃的だったのは、この方法が「ズボラな人ほど向いている」という事実です。毎日レシートを撮影して1円単位で家計簿をつけるようなマメさは必要ありません。一度、「マイルが貯まる蛇口」を設置してしまえば、あとは普段通りの生活をするだけで、チャリンチャリンとマイルが貯まっていく。そんな自動化に近い仕組みが存在することを知ったのです。
「もしかして、私にもできるかも…?」
その小さな希望が、私の生活を一変させました。試しに生活費の支払いルートを見直し、友人に教わった通りにポイ活を少し取り入れただけで、最初の半年でなんと5万マイル以上が手元に残ったのです。これは、私がかつて「400万円決済しないと無理」と絶望していた数字を、いとも簡単にクリアしてしまったことを意味します。通帳の残高は減っていないのに、旅行に行ける権利だけが増えていく感覚。これは一度味わうと病みつきになります。
「マイルは貯まらない」のではありません。「貯まらない貯め方」をしていただけなのです。飛行機に乗らなくても、高額な買い物をしなくても、正しい知識と少しの行動があれば、年1回の無料旅行は誰にでも実現可能です。むしろ、忙しくて細かいことを気にしていられないズボラな私たちが、一番効率よく恩恵を受けられる最強の節約術こそがマイルだったのです。
次の章からは、実際に私が実践している、飛行機に乗らずにザクザク貯める具体的な「陸マイラーの仕組み」について、包み隠さずお話しします。これを読み終える頃には、あなたもきっと「来年の旅行はどこに行こうか」とワクワクしながらカレンダーを眺めることになるはずです。
なぜズボラでも貯まる?飛行機に乗らずにマイルを稼ぐ「陸マイラー」の仕組み
「飛行機に乗らずにマイルが貯まるなんて、何か怪しい裏技でも使っているんじゃないの?」
かつての私もそう疑っていました。しかし、この仕組みは裏技でも何でもなく、航空会社やポイント発行企業が公式に認めている正当なマーケティング手法を活用したものです。空を飛ばずに地上(陸)でマイルを貯める人々は、通称「陸マイラー(りくまいらー/おかまいらー)」と呼ばれます。彼らが実践しているのは、単にクレジットカードを使うことだけではありません。むしろ、クレジットカード決済だけでマイルを貯めようとするのは、もっとも効率が悪い方法だと知っているのです。
では、陸マイラーが何を使って爆発的にマイルを稼いでいるのか。その答えの核となるのが「ポイントサイト」の活用です。ここを理解することが、ズボラな私たちが年1回の無料旅行を手にするための最大の鍵となります。
ポイントサイトの仕組み:企業の広告費を私たちが受け取る
ポイントサイトとは、いわゆる「お小遣い稼ぎサイト」のことですが、陸マイラーにとっては「マイル製造機」とも言える重要なツールです。仕組みは非常にシンプルです。企業は自社の商品やサービスを知ってもらうために、テレビCMやネット広告に莫大な「広告宣伝費」を使っています。ポイントサイトは、その広告費の一部を、広告を利用してくれたユーザーにポイントとして還元するというビジネスモデルで成り立っています。
例えば、あなたがクレジットカードを新しく作りたいと思った時、直接カード会社の公式サイトから申し込むとします。これだとカード会社からの入会特典しか貰えません。しかし、ポイントサイトを経由して同じカードを申し込むと、カード会社の特典に加え、ポイントサイトからも数千円〜1万円相当のポイントが貰えるのです。このポイントこそが、後にマイルへと化ける「原石」となります。
なぜ「ズボラ」な人ほど貯まるのか?
ここで重要なのは、この手法が「マメな性格」を必要としない点です。「ポイ活」と聞くと、毎日ログインして1円分のアンケートに答えたり、広告バナーをひたすらクリックしたりする作業を想像するかもしれません。しかし、私たちズボラ派が狙うのはそこではありません。陸マイラーとして効率よくマイルを貯めるには、「高単価な案件」を年に数回利用するだけで十分なのです。
通常のショッピング(還元率1%)で10,000マイルを貯めようとすれば、100万円の決済が必要です。月10万円使っても10ヶ月かかります。しかし、ポイントサイト経由でクレジットカードを1枚発行したり、証券口座を開設したりすれば、たった1回の作業で10,000マイル相当のポイントが一瞬で手に入ることさえあります。100万円分の決済努力が、わずか10分程度の申込み作業でショートカットできる。これが、面倒くさがりな私でも続いている最大の理由です。
ポイントをマイルに交換する「錬金術」
ポイントサイトで貯めたポイントは、現金や電子マネーにも交換できますが、陸マイラーはこれを「特定の交換ルート」を使ってマイルに移行します。現金にしてしまえば「1ポイント=1円」の価値ですが、マイルに交換して特典航空券として使えば、その価値は「1マイル=2円〜5円」、国際線ビジネスクラスなら「1マイル=10円以上」にも跳ね上がります。
つまり、ポイントサイトで稼いだ1万円分のポイントは、現金として受け取れば1万円ですが、マイルに変えて旅行に使えば数万円〜十数万円分の航空券の価値を生み出すのです。この価値の増幅こそが、陸マイラー活動の醍醐味であり、私たち庶民がリッチな旅行をするための唯一の抜け道です。
- 飛行機に乗る(フライトマイル):出張族以外は貯まりにくい
- カード決済(ショッピングマイル):還元率1%の壁。100万円使って1万マイル
- ポイントサイト(陸マイラー活動):広告利用で大量獲得。案件1件で1万マイルも可能
このように比較すれば、どちらがズボラ人間に向いているかは一目瞭然です。日々の細かな節約をするよりも、生活の中の大きなアクション(クレカ発行、外食モニター、ネットショッピングなど)をポイントサイト経由にする。たったこれだけの「仕組み」を知っているかどうかが、1年後の旅行先を劇的に変えるのです。次の章では、具体的にどのくらいの目標を立てればよいのか、ロードマップを描いていきましょう。
年1回タダで旅行するための目標マイル数とロードマップ
「マイルを貯めたい」と思っても、ゴールが見えていないとマラソンは走りきれません。多くの人が途中で挫折してしまうのは、「いつかどこかに行ければいいな」という漠然とした目標で始めてしまうからです。ズボラな私たちがモチベーションを維持し、確実に無料旅行を手にするためには、まず具体的な「必要マイル数」を把握し、そこから逆算した無理のないロードマップを描くことが重要です。
まずはここを目指せ!行き先別・必要マイル数の目安
航空会社やシーズン(繁忙期か閑散期か)によって多少変動しますが、一般的な日系航空会社の特典航空券に必要な往復マイル数の目安は以下の通りです。あなたはどこへ行きたいですか?まずは妄想することから始めましょう。
- 国内旅行(東京⇔沖縄・北海道など):約15,000〜20,000マイル
- 近場の海外(韓国・台湾など):約20,000〜30,000マイル
- リゾート(グアム・ハワイなど):約40,000〜50,000マイル
- 欧米(ヨーロッパ・アメリカ):約50,000〜60,000マイル
私がおすすめする最初の目標は、ずばり「年間40,000マイル」です。これだけあれば、憧れのハワイ往復(レギュラーシーズン)に手が届きますし、もし海外が難しくても、国内旅行なら夫婦2人分、あるいは1人で2回分の沖縄旅行が可能になります。「4万マイル」という数字は、決して夢物語ではなく、陸マイラーのメソッドを使えば十分に手の届く現実的なラインです。
決済だけでは無理ゲー?4万マイルの壁
ここで一度、冷静に計算してみましょう。もし、還元率1.0%のクレジットカード決済だけで40,000マイルを貯めようとすると、年間400万円(月額約33万円)のカード利用が必要です。普通の会社員や主婦にとって、これはあまりに非現実的な数字ですよね。これが「マイルは貯まらない」と誤解される最大の原因です。
しかし、前章で触れた「陸マイラーの仕組み」を使えば、話は変わります。以下に、ズボラな私でも達成できた「年間40,000マイル達成のロードマップ」を公開します。
ズボラ流!年間4万マイル達成への具体的ロードマップ
無理なく達成するための配分は、「固定費決済」+「ポイントサイト」のハイブリッドです。
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【ベース】生活費の決済(年間約10,000〜12,000マイル)
家賃、光熱費、スマホ代、食費など、生活にかかる支払いを全てマイルが貯まるカードに集約します。月10万円の決済で年間120万円利用すれば、これだけで約12,000マイルが自動的に貯まります。これは「呼吸をするように貯まる」ベース部分です。 -
【ブースト】ポイントサイトの高単価案件(年間約30,000マイル相当)
残りの28,000マイルを埋めるのがポイントサイトです。ここで重要なのは、毎日チマチマ作業しないこと。狙うのは「一撃で数千〜1万ポイント」稼げる高単価案件のみです。
例えば:- 年会費無料のクレジットカード発行(約5,000〜8,000円相当)× 年2枚
- 証券口座や銀行口座の開設(約4,000〜8,000円相当)× 年2件
- 動画配信サービスの無料トライアルなど(約1,000〜2,000円相当)× 数件
いかがでしょうか。実は、クレジットカードを年に2枚作り、口座をいくつか開設するだけで、目標の大部分はクリアできてしまうのです。これなら、3ヶ月に1回程度、週末に30分だけポイ活の時間を作るだけで十分達成可能です。
ズボラだからこそ「イベント化」する
毎日コツコツ続けるのが苦手なズボラな人こそ、このように「年に数回だけドカンと貯める」スタイルが向いています。「今月はカードを作る月」「来月は旅行の予約をポイントサイト経由にする月」と決めてしまえば、日々の生活でマイルのことを常に意識する必要はありません。
このロードマップ通りに進めれば、1年後には手元に40,000マイル以上が残ります。燃油サーチャージや空港税などの諸費用は別途かかりますが、数万円〜十数万円する航空券代がタダになるインパクトは絶大です。「高くて行けない」と諦めていたあの場所が、「マイルがあるから行こう」という現実的な予定に変わる瞬間を、ぜひ体験してください。
最短ルート!固定費支払いを高還元率クレジットカードに変える
マイルを貯めるための第一歩であり、かつ最も確実な土台作り。それが「メインカードの見直し」と「固定費の集約」です。ズボラな私たちが目指すべきは、意識して買い物をすることではなく、「生きているだけで勝手にマイルが貯まっていく仕組み」を作ること。そのためには、毎月必ず出ていくお金(固定費)を、最も効率よくマイルに変えるルートに通す必要があります。
還元率0.5%のカードは今すぐ卒業!「1%の壁」を超える
もしあなたが今、年会費無料だからという理由だけで選んだ「ポイント還元率0.5%」のクレジットカードを使っているなら、それは非常にもったいないことをしています。マイルを本気で貯めたいなら、目指すべき基準は「マイル還元率1.0%以上」です。
たった0.5%の差と思うかもしれませんが、この差は時間の経過とともに致命的な開きとなります。例えば、生活費の支払いで年間200万円決済する場合を考えてみましょう。
- 還元率0.5%のカード:10,000マイル
- 還元率1.0%のカード:20,000マイル
同じ金額を支払っているのに、カードが違うだけで年間10,000マイル、つまり国内線特典航空券およそ1回分もの差が生まれてしまうのです。これが5年、10年と続けば、旅行に行ける回数が数回変わってきます。まずは、自分の持っているカードが「100円につき何マイル貯まるのか」を確認してください。もし1マイル未満なら、すぐに「高還元率カード」への切り替えを検討しましょう。
ズボラこそ「マイル特化型」か「高還元ゴールド」を選ぶべき
では、どのようなカードを選べばよいのでしょうか。マイル初心者や管理が苦手なズボラさんにおすすめなのは、以下の2パターンです。
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航空会社提携カード(ANAカード/JALカード等):
貯まったポイントを面倒な手続きなしに自動でマイルに移行してくれるコースがあったり、飛行機に乗った時のボーナスマイルも貰えます。年会費がかかっても、還元率をアップさせるオプション(マイル移行手数料など)を追加し、常時1.0%以上にするのが鉄則です。 -
マイル還元率が高い旅行系カード(Marriott Bonvoyアメックス等):
陸マイラーに絶大な人気を誇るのがこのタイプ。年会費は高めですが、「マイル還元率が1.25%」と非常に高く、ポイントの有効期限が実質無期限になるものが多いです。「いつ旅行に行けるか分からないから、期限切れが怖い」というズボラな私には、この「実質無期限」という安心感が最強の武器になりました。
意外と忘れがち?マイルに変えるべき固定費リスト
メインカードを決めたら、次は支払いの変更手続きです。ここが一番面倒な作業ですが、「この1時間を頑張れば、あとは一生自動化できる」と自分に言い聞かせて、一気にやってしまいましょう。銀行引き落としやコンビニ払いにしているものは、全てカード払いに変更します。
- 住居費:家賃(カード払い対応物件の場合)
- 光熱費:電気代、ガス代、水道代(自治体による)
- 通信費:スマホ代、自宅のインターネット回線
- 保険料:生命保険、自動車保険など
- サブスク:動画配信、音楽配信、新聞代など
- 税金:自動車税、固定資産税、住民税(「au PAY」や「Amazon Pay」などを経由してカード払いできる場合あり)
特に見落としがちなのが税金です。最近では、スマホ決済アプリを経由することで、請求書払いの税金を間接的にクレジットカードで支払える自治体が増えています。手数料がかかる場合もありますが、それ以上にマイルの価値が高いと判断できれば、積極的にカード決済すべきです。
日々のコンビニでの数百円の買い物でカードを出すのも大切ですが、毎月数万円単位で引き落とされる固定費を取りこぼさないことの方が、インパクトは遥かに大きいです。一度設定してしまえば、あなたは寝ていても、仕事をしていても、毎月チャリンチャリンとマイルが貯まり続けます。これこそが、ズボラ人間に許された最短のマイル獲得ルートなのです。
買い物や予約はポイントサイト経由でマイルを二重取りする
普段、「楽天市場」や「Yahoo!ショッピング」で買い物をする時、スマホのアプリを直接開いたり、Google検索からサイトにアクセスしたりしていませんか?もしそうなら、厳しい言い方になりますが、あなたは毎回「マイルになるはずだったお宝」をみすみすドブに捨てているのと同じです。ズボラな私たちが効率よくマイルを貯めるために絶対に習慣化したいこと、それは「ネット上のあらゆる行動をポイントサイト経由にする」ことです。
「経由する」だけでポイントが多重取りできる仕組み
仕組みは驚くほど簡単です。例えば、楽天市場で1万円の買い物をするとします。
- 【通常ルート】アプリから直接購入してカード決済
→ 「楽天ポイント(1%)」+「カード決済ポイント(1%)」= 合計2%還元
これでも悪くはありませんが、陸マイラーの常識は違います。ポイントサイト(例:ハピタス、モッピーなど)にログインし、そこにある「楽天市場」のバナーをクリックしてから買い物をするのです。
- 【陸マイラールート】ポイントサイトを経由して購入
→ 「ポイントサイトのポイント(1%)」+「楽天ポイント(1%)」+「カード決済ポイント(1%)」= 合計3%還元
このように、ただワンクリック挟むだけで、ポイントの「二重取り」「三重取り」が完成します。ポイントサイトでもらえるポイントは、クレジットカードのポイントとは完全に別枠で付与されます。つまり、同じ金額の買い物でも、マイルが貯まるスピードが単純計算で1.5倍〜2倍に加速するのです。これをやらない手はありません。
旅行予約やふるさと納税こそ「経由」の破壊力が凄い
日用品の買い物も大切ですが、さらにインパクトが大きいのが「高額決済」のタイミングです。特に以下のサービスを利用する時は、絶対にポイントサイトを経由するのを忘れないでください。
- 旅行予約サイト:「楽天トラベル」「じゃらん」「Expedia」「Hotels.com」など
- ふるさと納税サイト:「さとふる」「ふるなび」「楽天ふるさと納税」など
- 美容室・レストラン予約:「ホットペッパービューティー」「一休.comレストラン」など
例えば、家族旅行で10万円のホテルを予約する場合を考えてみましょう。ポイントサイトを経由すれば、それだけで1,000円〜数千円相当のポイントが上乗せされます。ふるさと納税で5万円寄付すれば、返礼品をもらった上に、さらに数百マイル分のポイントが返ってきます。
金額が大きくなればなるほど、「経由するかしないか」の差は如実に現れます。ズボラな私たちが目指すのは、10円、20円の節約ではなく、こうした「労力は最小限で、リターンが大きいポイント」を確実に取りに行くことです。
ズボラでも忘れないための「ブックマーク作戦」
「理屈はわかるけど、毎回ポイントサイトを開くのが面倒くさい」「つい忘れて直接買ってしまう」
わかります。その気持ち。私も最初の頃は何度も経由し忘れて、後から「ああっ!」と悔やんだことがありました。そこで私が実践したズボラ対策は、「ブラウザのブックマークをポイントサイトのページにする」という単純な方法です。
例えば、「楽天市場」をブックマークするのではなく、「ポイントサイト内の楽天市場広告ページ」をブックマークしておきます。買い物をする時は必ずそのブックマークから入るようにすれば、自然と「経由」のアクションが含まれることになります。また、スマホのホーム画面にポイントサイトのショートカットアイコンを置いておき、「何か予約したり買ったりする時は、まずここをタップ」と指に覚え込ませるのも効果的です。
この「経由する」という一手間は、慣れてしまえば5秒もかかりません。たった5秒の作業で、将来のハワイ旅行や温泉旅行が近づくと思えば、安いものではないでしょうか。今日から、ネットショッピングや予約をする前には、「一旦、ポイントサイトへ」。これを合言葉にしてください。
マイルの有効期限を無期限にする裏ワザとおすすめカード
「せっかく貯めたマイルが、気づいたら消滅していた…」
これはマイル初心者が最も恐れる悲劇であり、管理が苦手なズボラな私たちにとって最大の敵です。一般的に、ANAやJALのマイルには「36ヶ月(3年)」という有効期限があります。3年あれば使えそうに思えますが、仕事が忙しい時期が続いたり、パンデミックのような予期せぬ事態で旅行に行けなくなったりすると、あっという間に期限切れ(失効)の危機が訪れます。
目標のマイル数が貯まる前に期限が来てしまい、泣く泣く欲しくもない商品や電子マネーに交換して価値を下げてしまう。こんな失敗を避けるために、陸マイラーが実践している「裏ワザ」があります。それは、「マイルとして持たず、期限のないポイントとして持つ」という方法です。
マイルの時計を止める?「移行」のタイミングが鍵
マイルには有効期限がありますが、クレジットカードのポイントの有効期限はカード会社によって異なります。つまり、「ポイント有効期限が無期限(または実質無期限)」のクレジットカードを選び、旅行に行く直前までポイントのまま貯め続け、使うときだけマイルに交換するのです。
この方法を使えば、3年という縛りから完全に解放されます。「5年かけてじっくり貯めて、夫婦でビジネスクラスに乗る」といった長期計画も可能になりますし、忙しくて旅行に行けない年があっても焦る必要がありません。ズボラな人こそ、この「期限を気にしなくていい安心感」を手に入れるべきです。
最強の選択肢1:Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード
陸マイラー界隈で「最強」との呼び声が高いのがこのカードです。年会費は49,500円(税込)と高額ですが、それを補って余りあるメリットがあり、本気でマイルを貯めるなら避けて通れない一枚です。
- ポイント有効期限が実質無期限:
カードを利用してポイントが増減するたびに、保有ポイントすべての有効期限が延長されます。つまり、年に1回でもカードを使えば、ポイントは永遠に失効しません。 - 驚異のマイル還元率1.25%:
通常は1.0%ですが、60,000ポイントまとめて交換するとボーナスが付き、最大1.25%の高還元率になります。 - 交換先が豊富:
ANA、JALを含む約40社の航空会社のマイルに交換可能です。「ANAで特典航空券が取れないからJALにする」といった柔軟な対応ができるのも魅力です。
最強の選択肢2:ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
「私はANAしか乗らない」と決めている方には、こちらのカードがおすすめです。年会費は34,100円(税込)ですが、ANAマイルを貯める上での安定感は抜群です。
- ポイント有効期限が無期限:
このカードで貯まるアメックスのポイントには有効期限がありません。何年でも貯め続けられます。 - 好きな時にANAマイルへ移行可能:
旅行が決まったら、貯めたポイントをANAマイルへ移行します。移行上限数もなく、手数料も無料(ゴールドの場合)です。マイルに移行した瞬間からANAの「3年有効期限」がスタートするため、実質的にマイルの寿命を最大限まで延ばすことができます。
「期限がない」ことが最大の節約になる
年会費無料のカードでコツコツ貯めるのも良いですが、期限切れでマイルを無駄にしてしまっては本末転倒です。多少の年会費を払ってでも、「無期限」の環境を買うことは、結果的に最もコストパフォーマンスの良い投資になります。
「いつ行けるかわからないけど、いつか豪華な旅行がしたい」。そんなぼんやりとした夢を、焦ることなく確実に育てていけるのが、これら「無期限カード」の力です。カレンダーと有効期限をにらめっこするストレスから解放され、自分のペースでマイルを貯める仕組みを整えましょう。
実際にマイルで行った旅行先公開!これだけお得になった
ここまで理論やテクニックをお話ししてきましたが、やはり一番気になるのは「で、実際どれくらいお得なの?」という結果の部分ではないでしょうか。マイルを貯め始めてから、ズボラな私の旅行スタイルは激変しました。ここでは、私が実際に陸マイラー活動で貯めたマイルを使って訪れた旅行先と、現金換算でどれだけ節約できたのか、その衝撃のコストパフォーマンスを公開します。
Case 1:憧れのハワイへ(夫婦2人・エコノミークラス)
まずは、マイルを貯め始めた当初の目標だったハワイ旅行です。レギュラーシーズンに夫婦2人でオアフ島へ行きました。
- 必要マイル数:80,000マイル(1人40,000マイル × 2名)
- 当時の航空券相場:約24万円(1人約12万円 × 2名)
- 実際の支払い(諸税・燃油代):約6万円
- お得度:約18万円の節約!
初めて特典航空券を予約した時の感動は忘れられません。「本当に0円になってる!」(※諸税除く)と画面の前で声を上げました。浮いた18万円を使って、ホテルのランクを上げたり、現地で美味しいステーキを食べたりと、いつもの貧乏旅行とは一味違う「リッチな体験」にお金を使えたことが何よりの喜びでした。
Case 2:沖縄・宮古島へ週末リフレッシュ(1人・ハイシーズン)
海外だけでなく、国内旅行でもマイルは威力を発揮します。夏休みのハイシーズン、どうしても青い海が見たくて直前に予約した宮古島旅行です。
- 必要マイル数:18,000マイル(ローシーズン等のキャンペーン活用もあり変動)
- 当時の航空券相場:約6〜7万円(直前予約のため高騰)
- 実際の支払い:0円(国内線は諸税がほぼかからない)
- お得度:約7万円の節約!
国内線特典航空券の強みは、「直前でも空席があれば予約できる」ことと「値段の変動を受けない」ことです。通常、夏の沖縄行きのチケットは目が飛び出るほど高いですが、マイルなら一定のマイル数で乗れます。「1マイル=3円〜4円」の価値で使えた、非常にコスパの良い旅でした。
Case 3:夢のビジネスクラスでバンコクへ(夫婦2人)
陸マイラーを続けて数年、マイルが大きく貯まったので、人生初のビジネスクラスに挑戦しました。行き先はタイのバンコク。7時間のフライトをフルフラットシートで過ごす贅沢は、まさにマイル旅の真骨頂です。
- 必要マイル数:120,000マイル(1人60,000マイル × 2名)
- 当時の航空券相場:約60万円(1人約30万円 × 2名)
- 実際の支払い(諸税・燃油代):約5万円
- お得度:驚愕の約55万円の節約!
これぞマイルの錬金術です。現金で60万円払って旅行に行くことは、我が家の家計では絶対に不可能です。しかし、ポイントサイトや決済でコツコツ貯めたマイルを使えば、この体験が現実になります。1マイルの価値が「5円」以上に跳ね上がった瞬間でした。空港のラウンジでシャンパンを飲みながら、「マイルを貯めていて本当によかった」と心から思いました。
「タダ」だからこそ、旅行の質が変わる
これらの例からわかるように、マイル旅行の最大のメリットは、単に「交通費が浮く」ことだけではありません。移動費という旅のコストの大部分がカットされることで、「経験」や「食事」、「宿泊」にお金を回せるようになることです。
「高いからやめておこう」という選択肢が減り、「せっかくだからやってみよう」というポジティブな選択が増える。これこそが、マイルがもたらしてくれる人生の豊かさだと私は感じています。あなたも、まずは「18万円お得になったハワイ旅行」や「0円で行く沖縄」を想像してみてください。その未来は、今から始める小さな行動の先に、確実に待っています。
まとめ:今日から始めて來年はマイルで無料旅行へ
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。もしあなたが記事を読む前の私と同じように、「マイルなんて自分には関係ない」「どうせ貯まらない」と思っていたとしたら、ここまでの内容でその「思い込みの壁」が少しでも崩れていれば嬉しく思います。
振り返ってみれば、私がやったことは決して特別なことではありませんでした。飛行機に乗りまくったわけでも、宝くじに当たったわけでもありません。ただ、日常の支払いをマイルが貯まるルートに変更し、ネットでの買い物をポイントサイト経由にするという、「ほんの少しの仕組みの変更」を行っただけです。ズボラで面倒くさがりな私でも、この「仕組み」さえ作ってしまえば、あとは自動的にマイルが積み上がっていく未来が待っていました。
今日からできる「最初の一歩」リスト
「いい話を聞いたな」で終わらせてしまっては、1年後の未来は何も変わりません。鉄は熱いうちに打てと言いますが、マイル活動もモチベーションが高い「今」動き出すことが何より重要です。まずは以下の3つだけで構いません。今日中に着手してみましょう。
- ポイントサイトに登録する:
まずは無料で登録できる大手ポイントサイト(ハピタスやモッピーなど)にアカウントを作りましょう。そして、試しに普段使っているショッピングサイトの広告があるか検索してみてください。「こんなに簡単にポイントが貰えたの?」と驚くはずです。 - メインカードを見直す:
お財布の中にあるクレジットカードの還元率を確認してください。もし1.0%未満なら、高還元率カードへの切り替えを検討しましょう。これが「呼吸をするようにマイルを貯める」ための心臓部になります。 - 次の旅行の妄想をする:
これが一番大切かもしれません。「ハワイに行きたい」「温泉に行きたい」という明確なゴールが、ズボラな私たちが継続するための最大の燃料になります。
「知らない」ことは最大のリスク
金融の世界には「機会損失」という言葉がありますが、マイルの世界もまさにそうです。今日、コンビニで支払った数百円、ネットで予約した美容室、ふるさと納税の数万円。これらすべてにおいて、あなたは「マイルを受け取る権利」を持っていました。しかし、その権利を行使する「ルート」を知らなかったために、その価値はゼロになって消えてしまったのです。
1年後、「あの時始めておけばよかった」と後悔するか、それとも「あの時始めておいたおかげで、今年はタダで海外に行ける!」とガッツポーズをするか。その分岐点は、まさに今、この瞬間にあります。
マイルを貯める生活は、単なる節約術ではありません。それは、日常の消費活動すべてに「次の旅行へのチケット」というワクワクする意味を持たせ、人生の選択肢を広げてくれる「ライフスタイルの変革」です。お金がないからと諦めていた景色を、マイルの力で見に行きましょう。
来年の今頃、あなたが空港の出発ロビーで、特典航空券を手に笑顔で立っていることを心から願っています。さあ、ズボラな私たちのままで、賢く、したたかに、世界への扉を開きましょう!

